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かぜの独り言

読んだ本

2021/11/22 20:44 趣味

「八日目の蝉」角田光代


積読本を引っ張り出して!


乳児の時に、誘拐される「薫」

さらったのは、父親の不倫相手の「希和子」


前半は「希和子」が思わずさらってしまって逃げる日々を(希和子が)

後半は「希和子」に「薫」と名ずけらてた少女のその後((薫が)

それぞれ語る。


重たく暗い内容だが、心を揺さぶられる。

最後に「光」がみえる。

「いい本だったな」と思って裏表紙をみたら

「第2回中央公論文芸賞」受賞作だった。


「蝶々喃々」 小川糸


着物と美味しいものが中心で。

アンティークきもの店を営む栞。

そこに現れた春一郎。

季節の移ろいや、心の揺らぎ

粋という言葉で表していいのか


これまで読んだ小川糸さんは、ぐいぐいいくイメージで

(勝手な感想です)

新しい小川糸さんを発見したような感じでした~☆


「だれかの いとしい ひと」角田光代


どこか不安定で、なににも不器用な主人公達の

ちょっぴり不幸な短編集。


なんとなくわかる部分と、ぼんやりとしかわからない部分があった。

「花畑」という、とても短いお話があった。苦しくてもいつかおわりはくる!

「トンネルの向こうにいつか明かりがみえる」と信じていた主人公が

底がない!「不幸に打ち止めがない」むちゃくちゃな状況に!

若いコンビニ店員さんを、自分の空想の中に取り込んでなんとか生きてきたのに

それが全くの間違いだとわかり、どんどん歩いていってしまう。

自分がどこにいるのかわからないところまで!


そこで、昔懐かしいような風景に出会う。

「こんなにもいやなことだらけだというのに、

こんなにもまいっているというのに

あたしはまだ、何かを見て、きれい、

などと感嘆の言葉をつぶやくことができるのだ」


この話は、涙が出そうになった。そうだ。

まだいきていける!


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