「津軽100年食堂」
森沢明夫
故郷「弘前」を離れて孤独な都会の海に沈むように暮らしていた 陽一と七海。惹かれ合う二人。
明治時代の津軽で、ひっそりと暮らしてきた
賢治と トヨ。
100年のときを超え受け継がれていく心!
賢治とトヨの話がもっと長いかと思っていたけど、最後見事な着地!
森沢さんの作品は、優しい。
「月曜日の抹茶カフェ」
青山美智子
ダブルカバーです。
「木曜日にはココアを」の
続編です。
マーブルカフェで、一度だけ定休日に
抹茶カフェを開く事に。
12か月の、繋がっていく小さな物語。
思わぬ出会いから人生が変わるかも?
「ココア」を読んでから読んだ方がいい本です。
「卵の緒」
瀬尾まい子
瀬尾さんの処女作だと聞いていて
「卵の緒」
「僕は捨て子だ」という憶測?から始まる鈴江家。
「臍の緒が親子の証」という先生の言葉から、見せて~というが
見せてくれない母。(わたしも持ってないけど^^:)
だけど、この本が「瀬尾まい子さん」の原点であり
「そしてバトンは渡された」に受け継がれていくのね
(続編とかではないけれど、描かれている家庭像が似てる気がする)
くすっと笑って、泣ける・・
「7’blood」
家庭の事情から二人で暮らすことになった異母姉弟の七子と七生
ぎくしゃくしている二人が、心を寄せ合うようになった時に~
優しい気持ちと、ちょっぴり寂しい(わたし的に)気持ちになりました。
「花咲小路二丁目の花乃子さん」
小路 幸也
「花咲小路一丁目の刑事」の続編かな。
高校をいじめで中退しためいちゃんが
いとこの花乃子さん達の花屋さんで
働き始める!
面白いんだけど、花咲小路には、いろいろな人がいて、
「一丁目の刑事」で出てきたひとから、新たに登場する人達がいて!
わたしの頭の中はかなり混乱が💦
「竜巻ガール」
垣谷 美雨
読み始めて、あれ?これ垣谷さんのだったよね?
と、表紙を見返し。
なんとこれ「竜巻ガール」が、デビュー作で
小説推理05年新人賞を受賞!
推理小説から、書き始められたのね。
意外な感じがしましたが。
「竜巻ガール」ガングロ娘強い!
「旋風マザー」あつぱれ!
「渦潮ウーマン」ハラハラ
「霧中ワイフ」ドキドキ
「赤と青と エスキース」
青山 美智子
2022年本屋大賞2位
(大賞 同志少女よ、敵を撃て
逢坂 冬馬)
青山さんは、2021年 「お探し物は図書室まで」
ても本屋大賞2位を受賞している!
(大賞 52ヘルツのクジラたち 町田その子)
青山さんは、語り手を変えながら、話を繋いでいくのが上手い人。
加えて、シドニーで二年間記者として暮らしてきた方なので、
オーストラリアも素敵に登場する。
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メルボルンの若手画家が描いた一枚の「エスキース」
日本へ渡って30数年。その「絵画」は「ふたり」の間に
奇跡を紡いでいくー
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読みやすく、意外な展開!
再読しました(^○^)/
よく出来ています☆