かぜの独り言

読んだ本

2022/11/15 21:19 趣味

「汝、星のごとく」

凪良 ゆう


2020年「流浪の月」で

本屋大賞作家の

待望の長編。

瀬戸内海の島で育った高校生暁海(あきみ)と

自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)

共に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、

すれ違い、そして成長していく!


生きることの自由さと不自由さ!

****

わたし的には、「流浪の月」と同じ位、引き込まれました。

櫂の母、暁海の母の苦しみ

瞳子さん、北原先生!

「流浪の月」の男女の愛ではなくても、お互いを大事にして

必要としあう関係と、よく似た関係があり

現実にはあり得ないかもしれないけど、憧れました。

泣けました。


「累々」

松井 玲奈


連作短編集だとあったが、はじめは??で、

一つ一つの話が繋がっている!のは

びっくりだけど、

最終章で終わるのか?

帯に又吉直樹さんが、「この小説を読むと落ち着く。人間つてこういうところあるよなって」書いてあるんだけど

うーん?

「そのままの自分を認めてほしい」って、言葉はわかるけど、

うーん?

ある意味不思議ちゃんでした。


「キッチン風見鶏」

森沢 明夫

港町で三代続く「キッチン風見鶏」

ウエイターで漫画家を目指す坂田翔平は、

幽霊が見えてしまう。お客さん一人一人に合わせた料理を出すシェフ鳥居絵里は、母の健康を案じながら、空元気を出して奮闘!

****

図書館にこの本がなくて、予約して購入してもらえました!

森沢ワールドは、読むとホッとして、ちょっとウルっときたりします。

他の作品を登場させる事もあり、今回も「キラキラ眼鏡」が!


手島さんと絵里さん。

翔平と寿々さん。

不思議な老人勉さんと文太さん。そして歩くん!

一人ひとりが丁寧に描かれていて、読んでよかった一冊です!


「Invert」

相沢 沙呼 

「mediumすら、伏線」

とあるが、前作では、驚きのキャラの

城塚翡翠。


最初に犯人がわかっていて、読みやすいものの、

キャラに飽きてくる。

3作が収録されているが、3作目で驚きの!がある。

前作が良すぎて、少し。。。


「キネマの神様」

原田 マハ


間違えて、映画版からの

先に読んでしまったけど

ほとんど違う話です!映画版は!


率直に書くと、原作の方が、ずっといい!

熱い気持ちが伝わってくる!

これは、原田マハさんのお父様をモデルに書かれたそうで

映画が好き!という熱い思いが沸々と!


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